【インタビュー】ポルトガル語の独特な響きとリズム、その心地よさを運ぶ靴casa do pe

−casa do peのコンセプトを教えてください。
ブラジルの文化や音楽が好きで、以前ブラジルに半年ほど留学していました。ポルトガル語が持つ独特のリズムやニュアンスがとても新鮮でした。その響きの心地良さや、街全体の色彩が織り成すエネルギッシュで刺激的なイメージなど、南米特有の雰囲気をcasa do peで表現していきたいなと思っています。「casa do pe」とはポルトガル語で「足の家」という意味です。足が自然と帰りたくなるような、履き心地はもちろん、履く人の気持ちも軽やかになるようにという想いを込めています。表向きはベーシックでもインソールの色で遊んでみたり、どこかにこっそりラテンの要素をいれるようにしています。

–モデル、シンガーなどの幅広い経験が靴づくりにも反映していますか？
どういうデザインの靴が足を綺麗に見せるのかは、モデルのお仕事が良い経験になっていると思います。女性が履く靴は足が綺麗に見えることはとても重要ですから。履いていて自信が持てる、そんな靴をつくりたいな。歌はブラジル音楽のボサノバをカバーして歌っています。ブラジルが好きなんですね。歌っている時は心を解放しています。歌のエネルギーはいつも良いイマジネーションをくれる、私にとって無くてならないモノですね。

–靴のデザインを始めたきっかけは？
可愛い靴はいつも探しているのですが、自分が納得する靴に巡り逢えなくて。ハイブランドはちょっと気取り過ぎだし、カジュアル過ぎるものダメ。デイリーに履けてクオリティーは落とさず、値段はお手頃なものが欲しい！だったら自分で作ってみたい、という想いからですね。最初は思った通りにサンプルが仕上がってこなくて大変でした。履き心地も良く、足が綺麗にみえるように何度もサンプルを自分で履いて試しています。アメリカで特許をとっているインソールブランド「インソリア」を使用したり。可愛いくて、もちろん履きやすく。ワードローブに活躍できる、そんな靴を提案したいです。

–樹莉亜さんのこれからの目標は？
casa do peとしてはもう少しリリースする型数を増やして、自分の世界観を広く表現していきたいですね。それから、もっと色々なものにチャレンジしていきたい。モデルも音楽も、もちろん靴づくりも精一杯頑張りたいな。欲張りだけど興味のあることには直感的に素直でいたいです。自立して前向きな女性に向けてcasa do peを発信していくためには、私自身がチャレンジを楽しんでいくことが大切ではないかなと思っています。

オシャレは足元から世代におくるミドルジェネレーションシューズcasa do peと、様々なシーンで活躍するデザイナー沖樹莉亜さんの今後に期待大！彼女のキュートでエネルギッシュな感性がたくさん詰まったcasa do peを履いて、毎日の気分もポジティブに。

デザイナー：沖樹莉亜 Julia Oki
モデル、シンガーと幅広いシーンで活躍しながら、2008 S/Sより「casa do pe」を立ち上げる。今という時代のフィルターを独自の感性で紡ぎあげるデザインに、これからの展開も期待されるニューブランド。

[写真二段目]
左：Tストラップパンプス ¥18,690
右：オープントゥパンプス ¥22,890
[写真三段目]
左：リボン付きパンプス ¥18,690
上：斜めストラップパンプス ¥18,690
下：アンクルストラップパンプス ¥18,690
[写真四段目]
ブーツ￥29,400
以上全てcasa do pe

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