夏の定番エスパドリーユは天然素材でできている分、お手入れに関してはちょっぴりデリケート。毎日履き続けているとジュートやキャンバス地が汗や汚れを吸収して雑菌が繁殖しやすく、また雨などで濡れたまま放置していると型崩れして1シーズンでさよなら、なんてことにも。
お気に入りのエスパドリーユを長くキレイに履くための正しいお手入れ方法を、シューストアやエスパドリーユブランド各社の公式サイトなどから集めて、まとめてみました。

♥泥はねや汗ジミなどの汚れを落とす方法

エスパドリーユのお手入れで最も重要なキーワードはすばり、濡らさないこと。なので水につけてジャブジャブと洗うのはNG。アッパーのキャンバス地は水に強いですが、問題はジュートのパーツ。特にソール部分はジュートを編んだ縄を巻いてつくられており、水を含むとたいへん乾きにくく、繊維がほつれて型が崩れてしまう。また洗濯機・乾燥機のタンブラーもNG。これもジュートの繊維を傷めるもとに。

1. インソールは乾いたきれいな歯ブラシなどでやさしくブラッシングして表面の汚れを落とす。ブラシで落ちないシミなどの汚れは、よく絞ったタオルなどで拭きとって。
2. アッパーのキャンバス地はタオルなど柔らかい布に水で薄めた中性洗剤を含ませて小さな円を描くように表面の汚れを拭きとり、シミの部分は叩くようにして落とす。このとき、靴の中にもう片方の手を入れて乾いたタオルで裏から受けるようにするとgood。
3. 汚れを落とした後は、湿らせたタオルやスポンジなどで洗剤の成分を丁寧に拭いとっておく。石鹸分が残っていると、乾いたときに輪ジミになりやすいので注意！

♥乾かし方

もうひとつ、大事なキーワードが自然乾燥。ただしこれについては陰干し／天日干しの2説あり。色あせ・縮みが心配なら陰干しが無難。

1. 汚れを落としたエスパドリーユは、形を整え、風通しのよい場所に干して完全に乾かす。湿気の残った状態で靴箱にしまったり、履いたりしないこと。
2. 十分に乾いたら、しまう前に柔らかい豚毛ブラシなどでもう一度ブラッシング。表面のホコリを落としてから防水スプレーしておけばパーフェクト！

♥ワンポイントアドバイス

• 中性洗剤はおしゃれ着洗い用のものなどがおすすめ
• 専用お手入れキットを利用すると便利
• 先端のジュート部分の汚れが気になるときは、ドライクリーニングに出すのも有効
• ソールのラバー部分がはがれてきたときは、早めに強力接着剤で補修を

♥次のシーズンまでの保管方法

ひと夏を通して大活躍してくれたエスパドリーユは、シーズンが終わったらきれいにメンテして保管しましょう。

1. しまう前には必ず汚れをきれいに落として完全に乾いた状態で保管する。
2. 型崩れ防止に新聞紙などを丸めて詰め、形を整える。
3. 防湿剤・吸湿剤などを入れておくとカビの発生を抑えられる。
4. 収納には不織布のケースがおすすめ。通気性がよく、きれいに整理してしまえる。

♥〜番外編〜サイズが大きめのエスパドリーユを足にジャストフィットさせる方法

Drilleys USA曰く、アッパー素材が水に強いコットンキャンバスならこの方法で1cmほど縮ませることができるそう。まず履き古したエスパで試してみるといいかも。

1. ボウルに熱めのお湯を用意する。
2. ソール側を上にして、アッパーのキャンバス部分だけを湯に浸す。この際、ソールと先端部分のジュートが濡れないよう慎重に！浸す時間は片方につき2分が目安。
3. 湯から上げたら、よく振って余分な水分を落としておく。
4. 風通しがよく気温が高めの場所で天日干し。

さて、今年も梅雨明けと同時にエスパドリーユの季節到来！上記の手順でいつもキレイをキープして、清潔＆オシャレな夏の足元を楽しみましょう。シューケアは愛♥です！

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