靴とファッションをキーワードに、ShoeCreamが厳選した映画を紹介する「映画と靴」。
今回はダイアナ元英国皇太子妃の最後の2年間を綴った映画「ダイアナ」をフィーチャー。

1997年8月31日、36歳の若さでこの世を去った英国の薔薇 ── 本作でダイアナを演じたナオミ･ワッツは、その話し方、眼差し、何気ない表情から立ち居振る舞いまで、まるで本人かと思うほどダイアナに生き写し。当時、世界中の女性たちが真似をしたと言われるヘアスタイルや、あの特徴的な’鼻’の形も、ヘアメイクを担当した日本人アーティスト･渡辺典子の手によって完璧に再現され、冒頭でワッツがスクリーンに登場した瞬間から、記憶の中のダイアナが鮮明によみがえる。

衣装デザイナーは「砂漠でサーモン･フィッシング」のジュリアン･デイ。本作を手がけるにあたりヴェルサーチやジャック･アザグリーら、ダイアナのお気に入りだったデザイナーたちに全面協力を依頼、私たちの記憶に残る数々のドレス姿を見事に再現した。また、今回は特にファッション･アイコンだった彼女が日常で身に着けていたリアルなワードローブにも注目。靴とバッグはジミー チュウ、トッズ、ディオールを愛用、コートやジャケットはラルフ･ローレンにイエーガー、ジュエリーはショパールと、ハイセンスなアイテムが次々とスクリーンに登場する。

◆ヴェルサーチのワンショルダードレス

ダイアナのお気に入りだったヴェルサーチ。このロイヤルブルーのドレスは、シドニーで行われたヴィクター･チャン記念病院のチャリティーイベントで実際に彼女が着用したものをヴェルサーチが本作のために提供した。

◆ジャック･アザグリーのブラックドレス

同じくダイアナが最も好きだったデザイナーのひとり、ジャック･アザグリーも彼女が実際に身に着けたドレス2着を貸し出した。そのうちの1着、この黒のドレスはダイアナ36歳のバースデープレゼントにアザグリーが贈ったもの。彼女は最後の誕生日となった1997年7月1日当日にこれを着て、テートギャラリーのパーティに出席している。

◆トッズのディーバッグとゴンミーニ･モカシン

本編でダイアナは、ひとりの女性として自分の意思で行動する象徴的なシーンでいつもトッズのアイテムを身に着けていた。たとえば彼女の人生に大きな影響を与えた心臓外科医･ハスナット氏の実家を訪ねるシーンで持っているベージュのバッグはD-Bag(ディーバッグ)と呼ばれるトッズのアイコンバッグで、ダイアナが愛用していたためにそう呼ばれるようになったとの説も。ちなみにキャサリン妃は今のラインのディーバッグを愛用しているとか。また地雷廃絶を訴えるダイアナがひとりで地雷原を歩く姿は全世界に衝撃を与えたが、このときの足元はトッズのゴンミーニ･モカシン。本編では当時ダイアナが実際に履いていたモデルを再現している。

◆水着とサングラス

パパラッチの写真で有名なドディ氏とのクルーズシーン。この後の結末を知るだけに、大人のアバンチュールに身を委ねるダイアナの眩しいほどの美しさに胸が詰まる。水着はメリッサ･オダバッシュ、サングラスはオリバー･ゴールドスミスの協力。

▼ダイアナ元妃が愛したJIMMY CHOOとTOD’Sのシューズ。今回、両ブランドがShoeCreamのために、Lady Diana’s shoesをスペシャルセレクト！

♥ Lady Diana’s ‘on duty shoes’ selected by JIMMY CHOO

「CHOO　24：7」コレクションから5cmのシギーヒールが上品なAZAのヌードカラーをセレクト。完璧なシェイプ、パテントの光沢が女性らしさと知性を感じさせる1足。

パンプスJIMMY CHOO (ジミー チュウ)　AZA ¥66,150

♥ Lady Diana’s ‘Fomal shoes’ selected by JIMMY CHOO

こちらも「CHOO　24：7」コレクションのひとつ、ヒール高8.5cmのAGNES。シルバーからブラックへのグラデーションが、華やかでノーブルな足元を演出。

パンプスJIMMY CHOO (ジミー チュウ)　AGNES ¥81,900

♥ Lady Diana’s ‘Casual shoes’ selected by TOD’S

ソールのラバー･ペブルがトレードマークのトッズ･ゴンミーニ、2013AW新作からポルカドット柄の秋色スエードモカシンをセレクト。フロントタイがカジュアルシックなスパイスに。

モカシンTOD’S (トッズ)　Gommini ¥53,550