映画と靴『ジゴロ･イン･ニューヨーク』即席ジゴロからセレブマダムまでブランドが象徴するライフスタイルのギャップ

靴とファッションをキーワードに、ShoeCreamが厳選した映画を紹介する「映画と靴」。
今回は『ジゴロ･イン･ニューヨーク』をフィーチャー。
映画と靴『ジゴロ･イン･ニューヨーク』即席ジゴロからセレブマダムまでブランドが象徴するライフスタイルのギャップ

本作はニューヨークを舞台に展開する、小粋で、笑えて、ちょっと切ない、大人のラブストーリー。監督・脚本と主演のジゴロ役を務めるのは、個性派俳優ジョン・タトゥーロ。その相棒役には自身の監督作品以外の出演が実に14年ぶりというウディ・アレン。原案をたいそう気に入った彼は、出演だけでなく脚本のアドバイザーにも名乗りでたとか。さらにふたりを取り巻く豪華な女優陣にシャロン・ストーンとヴァネッサ・パラディを迎え、ハリウッドとフランス映画界の美の競演が実現。特にシャロン演じるニューヨークマダムのセレブなハイファッションは素晴らしくゴージャスで、本編の見どころのひとつにもなっている。そのラグジュアリーなラインナップをはじめ各キャストが着ているコスチュームのブランド名を、今回は関係者のご協力により特別に図解でお届けします！

【ストーリー】

失業して花屋でアルバイト中のフィオラヴァンテはある日、同じく3代続く本屋をたたんで失業中の友人マレーにジゴロ稼業を持ちかけられる。躊躇するも、結局は押し切られてしぶしぶ「デビュー」を果たしたフィオラヴァンテだったが、そのダンディな容姿とどこか哀愁を感じさせるクールなジゴロぶりが意外にもニューヨークマダムに大好評。ビジネスは思いのほか順調に進んでいく。そんな中、清楚な未亡人アヴィガルと出会ったフィオラヴァンテはジゴロご法度の恋に落ち・・・。
映画と靴『ジゴロ･イン･ニューヨーク』即席ジゴロからセレブマダムまでブランドが象徴するライフスタイルのギャップ

ジゴロ・フィオラヴァンテを取り巻くマダム陣のなかでひときわ華やかだったのがシャロン･ストーン演じるDr.パーカー。その圧巻のワードローブは、お洒落着はもちろん、部屋着でさえもフェンディ、プラダ、ヴァレンティノ、フェラガモ･･･と、とにかくゴージャス。
映画と靴『ジゴロ･イン･ニューヨーク』即席ジゴロからセレブマダムまでブランドが象徴するライフスタイルのギャップ

▼大人のオンナを演出するレッド×パープル×ピープトゥ

Dr.パーカーがフィオラヴァンテと初めて対面するシーンで着けていたFerragamoのスカートをイメージしてセレクト。レッド×パープルが織りなす「うねり」のデュエットが、しなやかに揺れるプリーツのように足元をフェミニンに包んでくれる。

ピープトゥブーティ／PIERRE HARDY (ピエールアルディ)　¥177,000

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ジャケットにセーターを合わせただけのプレーンな装いも、長身のフィオラヴァンテが着るとなぜか男の色気を感じさせるジゴロスタイルになってしまう。Dr.パーカーの紹介で彼を部屋に呼んだグラマラスで情熱的な美女セリマも、フィオラヴァンテが醸す不思議な緊張感に翻弄されるばかり。
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▼天性のジゴロ、フィオラヴァンテに履いてほしい王道バイカラー

「ジョージ･クルーニーみたいなイケメン」ではないけれど、女心をすっぽりと包み込む独特のフェロモンで次々とマダムたちを虜にしてしまう天性のジゴロ。そんなフィオラヴァンテには斬新なコンセプトと高感度なセレクトが人気のOPENING CEREMONYから、バイカラーのレースアップを提案。

レースアップシューズ／OPENING CEREMONY (オープニングセレモニー)　¥28,500

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Dr.パーカーが深紅の薔薇なら、ヴァネッサ･パラディ演じるアヴィガルは谷間の百合。厳格なユダヤ教徒の未亡人である彼女にとって、ファッションという自己表現はもちろんタブー。そんな彼女がショーウィンドウのドレスに心をときめかせるシーンはとても印象的で、なんとも切ない。
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